久米南町を散策していると、こんな看板を見つけました。
「頼信百貨店 松茸出荷部」
松茸出荷部というくらいなので、そこそこの規模のお店か会社なのだろうと思って探してみました。
実際は探すまでもなく、先程の看板のある建物が頼信百貨店の建物でした。
贈答品や美術品を扱っていたことが分かります。
しかし営業をしている雰囲気はありません。
横の看板のある辺りを見ても壁に穴が空いていたりで、現役で使用されている雰囲気では有りません。
移転している可能性もあるので、その場で頼信百貨店を検索してみたもののヒットなし。
車名をカタカタや平仮名に変更した可能性も考えて検索してみると、なんと日本全国の廃墟になった建物を扱う「日本廃墟地図」様がヒットしました。
そこでもう一つの情報が得られました。
私が見ていた頼信百貨店の斜向いにあるこちらの建物。
どうやらこちらも同じ頼信百貨店が営業するお店だったようです。
2014年時点のGoogleマップのストリートビューを見ると、今は破れてしまった店舗用テントに「ヨリノブ百貨店」という文字があります。
ストリートビューで確認できる内で店舗前に放置されている軽自動車が無くなっている事や、二階の窓が閉まっている様子から見て、管理物件ではあるようです。
同サイトでは個人営業の百貨店かスーパーだったらしいとしています。
百貨店は衣食住に関連する商品をそれぞれある程度の量を扱っているお店のことで、かつてはこのような個人商店規模のお店でも百貨店と名付けられる事がありました。
しかし建物を2つ構えて贈答品部門と小売部門に分けて営業していたところをみると、もう少し企業組織に近い体制を敷いていたのではないでしょうか。
更にネットの電話帳2000年版を検索すると、ヨリノブ、頼信共にそれらしい名前はヒットせず。
上神目にヨリノブ商店という店がありますが、これは恐らく別でしょう。
また詳細が分かるような事があれば追記します。