サノヤスHD、造船事業撤退へ 業績悪化で新来島どっくに譲渡(https://www.sanyonews.jp/article/1069774)
2020年11月9日、造船中堅のサノヤスホールディングスは倉敷市に主力工場を置く造船の全株式を、同業中堅の新来島どっくに譲渡する契約を結んだ事を発表しました。
2021年より社名が新来島サノヤス造船となり、従業員はそのまま新会社に引き継がれます。
県内では三井E&Sの造船事業の艦艇事業が三菱重工に譲渡され、商船の船舶建造を生産委託する方針が先に発表されています。
ただしサノヤスの場合は社名が変わるものの存続するので、やや状況が異なります。
生産拠点も現状維持、そして雇用も確保されます。
協力会社については新来島どっくが精査しなおすのでしょうが、恐らく当面は大きく変わる事は無いでしょう。
それにしても造船不況は深刻です。
利益が出せていない会社は淘汰されて、一部の大手に集約されていくのでしょう。
尚、サノヤスホールディングスは造船以外の事業を継続していくそうです。