【新見】「正義」の暴走|暴走族を通報したはずが、自身が検挙された「あおり運転」の顛末

裁くのは誰か|自爆した「正義」の記録
2020年7月、新見市で起きたある検挙劇。それは現代の交通社会が抱える「正義の暴走」を象徴するような出来事でした。バイクのマフラー音に腹を立てた男性が、自ら車を運転して追跡し、適切な車間を撮っていなかったとしてあおり運転(妨害運転)の容疑で書類送検されました。
皮肉なことに、この決定的な証拠となったのは、男性自身が警察に提出した「自車のドライブレコーダー映像」でした。
ドライブレコーダーが暴いた「身の程」
このニュースで最も滑稽で、かつ恐ろしいのは、男性自身が自分の運転を「正しい行為」だと信じて疑わなかった点です。
「悪を成敗する正義の味方」という自意識。それが自身の権限を遥かに超えた領域へと足を踏み込ませ、冷静な判断力を奪い去ったのです。結果として、バイク側に違反はなく、自らが危険運転の加害者となってしまった。
現代人が持つ「正義という名の暴力」が、いかに客観性を欠いているかを雄弁に物語っています。
2. 「プロに任せる」という勇気
ネットリンチや私的制裁が蔓延する現代において、私たちはつい自分を「裁き手」だと錯覚しがちです。
しかし、法治国家において裁く権利を持つのは、あくまで司法と警察だけです。今回の件は、運良く事故にならずに収束しましたが、一歩間違えれば取り返しのつかない惨事になっていたはずです。
「腹が立つ」という感情を抑え、毅然とプロに任せる。それがドライバーとして守るべき最低限の「正義」のはずです。
感想
映像に映っていたのは、悪を懲らしめるヒーローではなく、危険なドライバーでした。
自分を客観視することは時に非常に難しい作業です。
ハンドルを握れば鉄の塊を動かしているわけで、常に己の感情をコントロールする事が求められます。
この一件が色々な方面に向けて、いい教訓になればと思います。
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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。












