SeaMonkeyのComposerを使っていて、少し気になる挙動がありました。
それが画像のコピー&ペーストの動作です。
同じアイコンを複数回使う場合、ちょっと場所を移動させる場合に、画像をコピー&ペーストで移動させるケースは多々あると思うのですが、SeaMonkey Composerでこれを行うと、誤作動を起こす危険性があります。
SeaMonkey Composerで画像をコピペすると、画像のパスがコンピューター内への絶対パスになってしまいます。
(Linuxならfie://home/○○/~~~、WindowsならFile://c:/Docoment and Settings~~~といった、そのHPを作っているパソコンのどこに画像が保存されているかを示すパス)
このままアップロードすると、サイトの閲覧者には画像が表示されません。
しかし質が悪い事に自分のパソコンの中のパスなので、作っている我々には正常に表示されてしまいます。
また、パソコンに自分の名前を登録している人は、ソースの中だけとはいえど、本名をインターネット上に意図せずアップロードしてしまう形になります。
対処方法は幾つか考えられます。
・逐一、画像を指定して相対パスで挿入する。
・ソース編集画面で、タグをそのままコピペする。
・コピペを行った後、画像をダブルクリックをして画像のプロパティを開き、画像の場所のオプションである『URLをページの場所に相対的にする』へチェックを入れる。
簡単なのは三番目ですが、表面上の表示が変わらないままの作業なのでやり忘れが懸念されます。
私はソース編集がメインなので、安全かつ速く作業の出来る二番目の方法を推奨します。
自分のパソコン内にリンクがあると、動作の確認をしていても見落とす危険性があるので、SeaMonkey Composerで画像のコピペを多用する場合はスマホか別のPCから表示の確認を行ったほうが安全だと思います。
また、ソース編集の画面で見ればコンピューター内の絶対パスの表示は相対パスに比べて文字数が多くて目立つので確認しやすいと思います。