里庄町の備中鳶尾城跡へ行ってきました。
町役場から虚空蔵山の上の方へグングンと上がっていきます。
すると見えてくるのがこちら。
備中鳶尾城跡は特にこれと言った遺構は残されていません。
復元された櫓台が僅かに城跡を思わせます。
現在は茂みに埋もれている中に石垣の跡と思われる石積みが見られるという情報も耳にしていました。
しかし現地に着くと、茂みの中に入って探してみようとは思えませんでした。
THE・鬱蒼。
もう少し木々を低く保てれば景色もいいのに、勿体無く感じました。
見晴らしのいい場所なので、見張りの目的で城が築かれていたそうです。
その意味では櫓台を再現しているのは史実に沿ったものなのでしょう。
この櫓台は上がっていけるように作られています。
その為のドアもついているのですが、私の訪問時には壊れていました。
壊れて開かないのか、開けてはいけないからなのか不明ですが、ドアは開かないように固定されていました。
頑張ればドアの隣の隙間から入ることは可能でしたが、それは問題になりそうなのでしていません。
想像図として、城があった時代のイラストがあります。
簡素だ。
伝承の通り見張りを主体とした城だったことが判ります。
備中鳶尾城跡の近くにもう2つの城跡(茶臼山城、青佐山城)があり、この3つの城で監視を行っていたそうです。
ちなみに城跡にはこのような物があります。
銀寿観世音菩薩です。
町を一望できる場所に設置されていて、黄金に光り輝いています。
これに関してはまた別の機会で紹介していきます。