萩原美作市長が辞表提出 教育長の人事案否決受け(https://www.sanyonews.jp/article/1023248/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

概要

20200年6月19日、美作市の萩原誠司市長は6月定例議会で提案していた教育長人事が否決されたことを受けて辞表を提出しました。
理由は議会を混乱させたことです。

教育長の人事が否決される事自体が珍しいことのようですが、これは美作市の議会が上手く回っていない事に起因しているようです。
現在、市議会は市長派と反市長派の勢力が拮抗しており、教育長の人事案が否決された事に象徴されるように円滑に進まない状況が続いていました。
「混乱の責任を取る」としながらも、出直し選挙として再び市長選に出馬する意向を表明しています。
出直し市長選で当選すれば市長の方針が民意であることがはっきりするので、反市長派も表立って反対するような行動は取りづらくなるはずです。

ところで萩原誠司さんの名前を懐かしく感じた方もおられるのではないでしょうか。
萩原誠司さんは1999年から岡山市長だった方です。
2005年に郵政民営化に関する意見の相違から自民党の公認を外れた熊代昭彦さんに代わり、衆議院選挙へ出馬して国会議員になりました。

…と、この辺りまではよく知られていると思います。
2009年に再び衆議院選挙へ出馬するも落選、2010年には参議院選挙へ出馬するも再び落選。
2014年に道上政男美作市長が病気で急逝に伴う美作市市長選に出馬し、美作市長に就任していました。(※道上市長は病気療養の為に辞表を提出済みで元々辞任の予定であった)

何が原因だったのだろう?を考えてみた

ところでこの記事を読んだ時に思い浮かんだ事があります。

クアガーデン武蔵の里跡地への保育園建設問題です。

クアガーデン武蔵の里は宮本武蔵の観光に関連した施設の一つでしたが、休業を経て平成30年に廃止されています。
その跡地に大原保育園を移転させる計画になっており、市民の間で反対の動きがありました。

保育園建設場所の変更を求める看板

観光地で車の往来が多い場所に子供が動き回る施設は危険だとするのが住民の考えでした。
教育委員長ということはこの計画の推進にも関わる人材ですから、推進派を擁立しようとした市長に対し、反市長派の議員は市民の反発を受けて慎重に動いた…。
そのような事を想像しました。




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