岡山県真庭市職員かたり年金手帳の提示求める 男が高齢者宅を訪問、10万円給付金便乗した詐欺か(https://news.yahoo.co.jp/articles/111c57cef01ecddd85a309915892ec7a85ba8ffe)
2020年5月12日、真庭市で市の職員を名乗る男性が市内の高齢者が住む家を訪問して、特別定額給付金の支払いに必要と偽り年金手帳の提示を求めていた事が判りました。
事件概要
市の職員を装って80代の女性が住む家に訪問し、年金手帳の提示を求めました。
しかしすぐに出てこなかった為、探しておいて欲しいと告げて去りました。
真庭市では特別定額給付金について個別訪問を行っていません。
恐らく他の自治体でも同様だと思います。
急な訪問があった場合には、とりあえず見つからない等でお茶を濁して帰らせるのがいいのかもしれません。
何に使う? 年金手帳
ところで気になったのが年金手帳を見て、何がしたかったのかです。
年金手帳から得られる情報は、基礎年金番号、生年月日、氏名程度です。
もちろん大切な個人情報である事に間違いありませんが、それ自体が悪用できる情報ではありません。
…という事で、少し検索してみました。
怪しいのはこれでしょうか。
年金受給権者受け取り期間変更届です。
年金を振り込む金融機関を変更する為の書類で、基礎年金番号、氏名、生年月日が判れば、住所については住宅地図などで確認できます。
いつの間にか年金の振込先が変わっていたら…?
ちょっと怖いような気がしますね。
まだ年金をもらっていない方でも、年金定期便の住所を変更して今後の受給についての情報を盗み出すような手続きも可能なのだそうです。
年金手帳自体では悪用の方法は無いようですが、やはり情報は重要なものなのですね。
気を付けて管理するようにしましょう。