久米南町中籾の山中に今も建物が残る竜山鉱山。
その航空写真を国土地理院でダウンロードしてきました。
その写真を紹介します。
尚、歴史などについてはサイトの記事で紹介しているので、そちらをご覧ください。(リンク→竜山鉱山の歴史、遺構)
まずは1948年です。
僕が検索した限りでは国土地理院で得られる最も古い竜山鉱山周辺の写真です。
写真の中央辺りにある建物が鉱山の選鉱所です。
竜山鉱山以外の運営会社の系列の選鉱も行っていたそうです。
そして次は1961年の閉山から3年後の1964年の様子です。
様子としては1948年の頃とあまり変わりませんが、カメラ自体が良くなってる為か細かいところまで判別可能です。
そして最後に国土地理院で検索できる中でカラーでは最も新しい1975年の写真を紹介します。
…おや?と思った方もおられるのではないでしょうか。
操業中も閉山から間もない1964年も草木に覆われていたのが、年月を経たこの年で逆にはげ山になっています。
これがどういうことなのかは判りませんでした。
1961年に閉山した後、鉱山周辺は別の会社の持ち物になりました。
恐らくその会社の事業だったのではないでしょうか。
実はYouTubeの動画にそのヒントは隠されていました。
この動画の7:30秒辺りで、散策している人々が鉱山の事務所だった建物に侵入しています。
この中で昭和40年代の八幡鉱石入庫伝票というものと、ダンプカーなどの出入りを思わせる作業日誌が写っています。
恐らく何かしらの採石のような業務が行われていたのではないでしょうか。
残念ながらこの辺りを知るための資料は見つけられていませんが、何かの拍子で見つけることが出来ればまたご紹介します。