「赤磐市の名誉挽回を図る」 勤務実態のない職員に給与支払いなどを原因調査へ 岡山(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200115-00010006-ksbv-l33

以前紹介した赤磐市で起こった勤務実態のない臨時職員に給与が支払われていた問題で続報がありました。

赤磐市の臨時職員の給与問題とは?

まずこの問題は赤磐市で70代の男性が配送の業務の運転手として臨時職員に採用された事に端を発します。
男性の雇用形態は動いた分だけ給与が発生するものだったようで、勤務が一切なかった為に本来なら無休のところ、10ヶ月で76万円の給料が発生している事が、この70代の男性自身の報告で発覚しました。

この件では雇用に関する書類を改ざんしたとして、既に前教育委員会教育次長が逮捕されています。
そして真相究明の為に調査委員会が置かれて調査が進められていました。

今回の調査委員会の報告

今回の発表によると、この件はこの自己申告してきた男性の事だけではありませんでした。
運転手として雇用された臨時職員は7人いて、なんと全員の賃金に関する書類が改ざんされていたのです。

そしてその7人の内の一部の臨時職員から、赤磐市の市議会議員へ金銭が渡されている事が判っています。
そしてその市議会議員は臨時職員の採用に関与していたというのです。
現在、その議員は金銭の授受を否定しており、今後の調査が待たれます。

感想

凄く単純に考えれば、勤務実態が無くても給料が入るようにして取り計らった誰かが見返りに金銭を幾らか貰うという流れなのでしょう。

しかし疑問なのは最初に自己申告した70代の男性は、お金が入っている事を不審に感じて報告しています。
そして市議会議員へ金銭を渡したとされる臨時職員も今回の発表では”一部”とされています。
少なくとも1名以上は、働いていない自分が現金を受け取る事を知らなかったのです。

これを素直に受け取るのであれば、お金をやり取りする約束になっていた誰かと関わっている臨時職員、そしてその件に関わっていない臨時職員まで全員の書類を改ざんしてお金が渡るようにしたという事になります。
ちょっと仕事が雑過ぎやしませんか。

いったい何がしたかったのでしょうね。




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