勤務実態が無い臨時職員に賃金を支払わせていた赤磐市の前教育委員会教育次長を背任の疑いで逮捕 岡山・赤磐市(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191130-00010004-ksbv-l33)
2019年11月30日、赤磐市の前教育委員会教育次長の藤井和彦容疑者(54)が背任の疑いで逮捕されました。
このニュースは今年の8月にもニュースになっていた件の続報です。
→8月時点の記事←
雇う必要のなかった70代の男性を臨時職員として採用、名目上は学校の配送業務に予備の運転手として従事する事になっていました。
しかし実際に勤めた事はありませんでした。
市との雇用契約は、出勤した時間で計測する時給だったようです。
最低金額の保証も無いので、出勤していない70代の男性に給料が発生することはない筈でした。
しかし蓋を開けてみると10ヶ月で76万円の給料が発生しています。
これが市への損害となるので、藤井和彦容疑者は背任罪で逮捕される事になりました。
気になるのは目的です。
実はこの事件はお金を受け取った臨時職員の通報で明らかになっています。
彼は仕事に出ていないのに給料が出ているのを不審に思って市に申し出て事態が発覚しました。
こういう事件なので藤井和彦容疑者や、共謀した2名の懐に一部もしくは全額が渡るような流れなのかと思いきや、危ない橋を渡った彼らは何も得ていないのです。
この件では更に後から書類で給料の支払いの矛盾が起こっている事が発覚しないように、雇用に関連する公文書を改ざんすると同時に、元のファイルを棄却しています。
今後はこちらについても調査が進む予定です。
ちなみに今回の逮捕は一人だけでしたが、赤磐市教育委員会では他にも2人が共謀している事が発覚しています。
彼らへ対する処遇も気になりますね。
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