先日、倉敷市玉島乙島に残されている戦時中の高角砲台跡を見てきました。
ネットで見ていてルートが少し分かりづらかったので、写真付きで紹介します。
まずは住宅地から進むルートです。
住宅地の中を進むと行き止まりにカーポートがあります。
この脇の小高くなっている場所から竹やぶに進むんでいきます。
こちらのルートは非推奨です。
かつて整備されていた名残でうっすらと真っ直ぐに竹の生えていない箇所が続いており、これを辿って進んで行きます。
しかし倒れている竹が多く、とても道とは呼べない状態です。
恐らくそう遠くないうちに道だった箇所にも竹が生えて、この場所はただの竹林になるでしょう。
道が分かりづらいことを除けば道順はシンプルで、ただただまっすぐ進めばいいです。
途中で分かれ道がありますが、無視してまっすぐ歩きます。
途中で鳥居がある箇所が分かりづらいですが、ここは鳥居をくぐらずに写真左側の道を進みます。
そうすると上の写真のような鉄塔が見えてきます。
これの左右にそれぞれ砲台跡があります。
砲台跡の様子を見る前に、もう一つの水溜公会堂からのルートも紹介します。
こちらの方は墓地、神社を通って山道に合流するので道の状態が良いです。恐らく現在のメインのルートなのでしょう。
まず水溜公会堂のGoogleマップを貼り付けておきます。
Googleマップで検索した時に出てこなかったので、訪問時は竹やぶルートから入って神社から公会堂に降りて場所を確認しました。
住所は倉敷市玉島乙島5051−2です。
公会堂の脇にある火の見櫓が目印で、ここから山の中に入っていきます。
こちらには解説文と簡単なマップがあります。
とりあえず訪問時はこちらからが無難でしょう。
公会堂から山に上がっていくとまず墓地を通り抜けますが、それが正しいルートです。
更に進むと神社があります。
この神社の左脇を更に進むと先に紹介した竹やぶルートの山道と合流します。
向かって左方向に折れて、後は先のルートと同じでまっすぐ進めばOKです。
では話を鉄塔の場所に戻しましょう。
鉄塔を進行方向から右側に曲がると、1つ目の砲台跡があります。
こちらは草木もきちんと整備されていて、非常に良い状態です。
一つ誤算だったのが、ここは写真で見るよりも深い事です。
下に降りることは出来ますが、手袋と枯葉などが入らないようにショートブーツのような靴を用意しておいた方が良いでしょう。
特に真ん中の辺りは草や笹で嵩上げされて見えますが、不用意に踏み込むとかなり沈みます。
放射台のコンクリートの周りを気をつけながら歩くのがベストです。
状態は良いです。
朽ちた湯たんぽが放置されていますが、まさか当時物ということはないでしょう…。
そして先程の鉄塔に戻って、反対側に進むともう一つ砲台跡があります。
こちらはかなり土に飲まれています。
訪問日が真冬なので枯葉にも覆われていますが、大きな開口部は確認できます。
この他の部分も見づらくなっていますが、よく見ると確認できます。
中は先に見た砲台と同じような感じなので、無理して確認する事もないでしょう。
こちらも先程の場所と同様に枯れ葉で嵩上げされて見えるだけで、真ん中のあたりを歩くと沈みます。ご注意下さい。
という事で砲台跡への行き方は以上です。
今回は道の荒れ方を読み違えていて、竹やぶルートの途中にある弾薬庫などの遺構は見ていません。
2022年時点での訪問に関しては倒れている竹を退けるための道具類を用意するか、破れても良いような服装で強引に突破するか…ということになると思います。
見落とした弾薬庫の為に早々の再訪をする予定はありませんが、また機会があればブログで紹介します。