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【総社】涙で描いた「ネズミ」を味わう|平川雪舟庵・雪舟もなかのリアリズム

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柱に縛られた情熱、最中に宿る|総社市・平川雪舟庵「雪舟もなか」

先日、総社に行った際にこんな土産菓子を買ってみました。
総社市井手にある平川雪舟庵という和菓子屋の「雪舟もなか」です。


総社市出身とされる水墨画家の雪舟をモチーフにした最中です。
雪舟は僧侶でもあります。雪舟の生まれた室町時代は画家という職業は僧籍を持ち寺院に属する習わしになっていました。
画僧と呼ばれる人々がこの時代に多いのもその習慣によるものなのでしょう。ただし雪舟の場合は画家のウエイトが強かったと言われています。

その雪舟が最初に入ったのが総社の宝福寺です。
そこで有名なエピソードである涙のネズミが描かれます。絵を描くことばかりで修業に身が入らなかった若き日の雪舟。それを見かねた宝福寺では柱に縛ってお仕置きとしました。しかし雪舟は流れた涙と足を使って、その場にネズミの絵を描いていました。

縛られた雪舟。足元にはリアルなねずみがいる

この熱意にほだされ、その後は絵を描くことを咎める事は無かったそうです。
ただしこのエピソードは後の創作の可能性が考えられています。ただ前述の通り、僧侶というより職業画家としての傾向が強かったと言われているので、画家への道を切り開くために仏門に入ったという事を伝えているのではないでしょうか。
後に雪舟の師匠として知られる周文のいる相国寺に移ることになりますが、これも雪舟の絵の才能を知った宝福寺の配慮だったのかもしれません。


前置きが長くなってしまいましたが、これが実際の雪舟最中です。
意外とリアル(笑)
先のエピソードでも涙のネズミは非常にリアルだったとも伝えられているので、それになぞらえたのでしょうか。

中は北海道産の小豆から作られた粒あんが詰められています。
さっぱりとした味わいで、お茶によく合いそうです。総社に行く際にはぜひ。店舗で販売しているほかに、サンロード吉備路などでも購入できます。




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岡山生まれ、在住歴=人生。興味がある場所は歩いて見に行く「まち歩き」実践者。 郷土史だけでなく、地域グルメの歴史や廃線跡などの隠れた観光スポットを特に深掘りして発信。現在から過去まで網羅する岡山の情報サイト。 サイト開始:2002年~。25年以上の運営実績。

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