【岡山市】刑務所の塀が盗掘を防いだ話し

岡山市北区二日市の岡山中央図書館がある辺りは、かつて岡山刑務所があった場所です。
明治時代になって間もない1874年に完成、老朽化で1970年の3月までで牟佐に移転して現在に至ります。
その跡地に岡山中央図書館や二日市公園が建てられました。

刑務所跡に整備された二日市公園

これらを整備する工事の際に、かつての鋳銭場…つまり、お金を作っていた工場跡の遺構が見つかっています。
岡山県で鋳銭が行われたのは江戸時代の中期のごく短期間の事です。地方でも鋳銭を…という取り組みでしたが、地方での銭作りは品質が安定しなかった為に早々に注意されてしまったためです。

岡山県ではその跡地に天城池田家の米蔵が作られ、そして明治時代に入り前述の通りに刑務所になりました。
周辺では銭屋敷という地名が残っており、そこで鋳銭が行われていたことはある程度は知られており、盗掘の被害に遭っていた可能性もありました。
しかし遺構が刑務所の中にあっては誰も手が出せず、工事の際に鋳銭に用いられる器具など貴重な資料が見つかりました。

刑務所時代の塀の基礎部分

受刑者が脱走しないようにと屈強に作られた塀でしたが、外からの侵入者(盗掘者)も防いでいたのでした。




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