王子が岳の玉野市側にある王子アルカディアリゾートホテル。

瀬戸大橋の開通により宇高連絡船の廃止、そしてフェリーの利用低下の補填として準備が進められたというリゾートホテルの建物です。
しかし建造中にバブル経済の崩壊と呼ばれる景気の低迷期に突入、残るは内装工事のみの状態でしたが、この計画に手を貸す金融機関はなく、建物は未完成のままに現在まで放置されています。

さて。このホテルの建造に関しては関係者に知り合いがおり、私は2000年代初期からネットで詳細な情報を発信していました。
で、だ。
実はこのホテルの呼称を私が名付けたのではないかと思っています(笑)

このホテルの正式名称…と言っても、オープン前なので正式という表現がふさわしいのかは疑問が残りますが。
本来は「王子アルカディアリゾート」です。そう、ホテルはつかないのです。
これに関してはマスコミなどきちんと資料を調べて記事を書いているメディアでは、今でもこの呼称を用いているところが多いと思います。

例えば岡山県の経済紙であるVISION岡山ではきちんと王子アルカディアリゾートの表記が用いられています。

このホテルの部分が私が名付けたのではないかというのが、この記事の趣旨です。
当時、私が王子アルカディアリゾートの詳細を投稿したのがみんカラという自動車を主にしたSNSのお勧めスポットのコンテンツです。
ここに投稿する時に「王子アルカディアリゾート」では何の建物か分からないからという理由で、ホテルを最後に加えたのです。
みんカラにはランキング機能があったので、出来れば上位に…という気持ちで行ったものです。

当時は王子アルカディアリゾートに関する情報はネット上には余りなく、詳細を記したみんカラでの記事は非常に高いPVになりました。そしてそれ以降、ネット上では「王子アルカディアリゾートホテル」という、私が用いた表記が多くみられるようになっていきました。
現在のようにネット上に豊富な情報があふれているような時代ではありませんでしたので、そういう事も起こりえたのではないでしょうか。そんな思い出話でした。




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