余りお菓子は食べないというか、ブログやサイトのネタ用に購入するのがもっぱらです。
そんな私が最近になってプライベートで随分とハマってしまったお菓子があります。
こちら、岡山市東区西大寺中の松風堂の「夏目サンド」(ニャツメサンド)です。
歴史に明るい方ならピンときたかもしれませんね。
岡山市東区は夏目漱石が若かりし頃に訪れ、滞在したことがある土地です。
詳細は「夏目漱石と岡山」をご覧いただくとして、簡単に解説します。
夏目漱石には臼井直則という兄がいますが、この人は早くに亡くなってしまいます。その未亡人が再婚するという事になり、夏目家を代表して挨拶に出向いたのが岡山市でした。
そして未亡人の再婚先である岸本家にも挨拶に訪れ、これが岡山市東区西大寺金田です。
岸本家にとって夏目家は嫁の以前の結婚相手の実家という遠い関係になりますが、随分と歓待を受けたそうで、児島湾で釣りを楽しんだりしていたそうです。
これが夏目サンドです。
名著「吾輩は猫であるで」を思わせる猫のデザインに、漱石のヒゲが加えられています。
岡山市東区ではここ以外でも漱石ゆかりの地としての観光振興を目指しているようです。
この夏目サンドは地元の西大寺高校の学生と松風堂が協力して作ったそうです。
皮はどら焼き、耳はもち、中には白あんとイチゴジャムが入っています。
このイチゴジャムの程よい酸味が非常に良く聴いていて、高級な和菓子を頂いているような気分に浸れます。
余談ですが1つ280円なので、決してお安いお菓子ではありません。
しかし食べてみる価値はあります。西大寺方面に行った際はぜひ立ち寄ってみて下さい。
場所は天満屋ハピータウンから徒歩圏内です。