倉敷市児島味野城山を散策しているとレトロな雰囲気の店舗跡の建物を見つけました。
「内浜電化」と書いてあります。
TOSHIBAと書いてる通り、東芝の製品を扱うお店「東芝ストアー」のようです。
今でこそ家電量販店が増えて、存在感がやや薄れ気味ではありますが、かつては地域のあちこちに東芝、パナソニック、日立などの白物家電を総合的に扱うメーカーのお店がありました。
私の実家でもテレビドクター(玉野市玉)というお店でお世話になっていました。
東芝ストアーでは東芝製品を扱っています。
かつてはほとんどのジャンルで東芝が製品を作っていましたが、今は撤退した部門については他社製品を扱ってラインナップを補完しているそうです。
建物の横に窓があり、どうやら中の様子が伺えそうです。
では店舗跡の様子をご覧ください。
懐かしいラジカセが見えます。カセットテープなども置いているので、店舗ではオーディオに力を入れていたのかもしれません。雰囲気的には1990年代くらいの感じを受けました。
お店の奥にSDCXカード対応のテレビの空き箱がありますが、これはパナソニック製品なのでお店を廃業した後にお店のオーナー自身が個人的に購入した箱が放置されているのではないでしょうか。
今では家電量販店もかなり柔軟な時間帯まで動いてくれますが、こういう街の電気屋さんは時機が合えば深夜でも来てくれるというきめ細かなサービスが強みでした。我が家では深夜に頼んだことはありませんが、さっそうとやってきて故障個所を直していく姿には憧れたものです。
昔の子供たちの間では将来の夢に「電気屋さん」と掲げた人も少なからずいましたが、実際に電気屋さんはカッコよかったのです。