少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
今回で鹿児島と沖縄を紹介してこの本は終了です。
では行きましょう。
なぞの神かくし(鹿児島県)
奄美大島での怪談です。
著者いわく「奄美大島の島民の間では、いまなお恐怖の神隠し現象が生きている」そうです。マジか。
この本の中ではC子ちゃんという女の子が行方不明になった話題が紹介されています。
神かくしというと行方不明のままのイメージがありますが、この子は数日後に大人でも行くのが大変そうな崖のくぼみで発見されています。
お腹には貝が詰まっていた…ということですが、小さい女の子なら空腹に海辺をさまよっている内に空付に耐えかねて貝を食べたり…という事はありそうです。
しかし個人的にオカルト的なことではなく、北朝鮮による拉致問題が思い浮かびました。
拉致被害者の内、政府に認定された被害者の市川修一さんと増元るみ子さんは鹿児島県出身で、日置市で被害に遭われたとみられています。
この本が発売されたのはその被害と同じ1978年。もし奄美大島でその時期に本で取り上げる程度に神隠しが起きていたのであれば…?
恐怖のミステリーゾーン(沖縄県)
「沖縄は全島が怨念に包まれたミステリーゾーンだ」
このフレーズにクレームは来なかったのだろうか。
しかし戦争のこともあり、そういう場所が多いというような取り上げられ方をされるのも事実です。
この本でも戦争で被害が出ている場所を挙げています。特定の怪談話はありません。
本文中には風葬の模様を撮影した写真が掲載されています。
興味が有る方はぜひ購入してみてくださいね。
という事で「実写!日本恐怖100名所」の心霊読書は終わりです。
なるべく分かる範囲でストリートビューを貼ったり、噂が現在でも残っているのかを調べてるようにしました。
反面、本文をあまり引用しすぎると著作権の問題が出てくるので、分かりづらい部分もあったのではないかと思います。その辺は私の文章力と、諸事情をお察しいただければ幸いです。
そしてこの「心霊読書」ですが、アクセスは安定して推移しています。
せっかく定期的に読んでくださっている方もおられるようですし、サイトの資料用に他の心霊スポイットの本もまだあるので、引き続き別の本でスポットの紹介をしていこうと思っています。
ということで、次またよろしくお願いします。次は更に古い1976年の本です。
過去の記事はタグ「実写!日本の恐怖100名所」で確認していただけます。