赤坂町を散策していると山裾の辺りに幾つかの小さなお社があります。
手作りの小さな看板があるので、少し気にしていれば大漁のお社を回れます。
その多くは荒神様なのですが、一つだけ気になる祠がありました。
その名も「おしめ様」です。
気になったので見に行ってみましたが、山の中の枯れ葉で道が見えないような場所を通ります。
これがおしめ様です。
残念ながら小さなお社があるだけで、これがどういう謂れのあるものなのかは不明です。
ネットで検索してみると怪異・妖怪伝承データベースに岡山の民俗として掲載されていました。
おしめ様周辺の木を切ると吹き出物が出来る、おしめ様によっては地主以外の人が木を切ると吹き出物が出来る…というような事が記載されています。
いぼとりの神様のデータを集めている平松皮膚科医院のサイトにも似たような記載があります。
そちらには逆に出来物が治るというご利益が伝えられています。
このおしめ様がどちらの意味で祀られているのかは分かりませんでした。療法を含めてきちんと祀ると治る、ぞんざいに扱うと出来るというような感じなのかも知れません。
この大きさのお社では詳細な資料を見つけるのは難しそうですが、なにか判ることがあれば追記します。