自宅で調理したフグ食べて重体 新見の60代男性、呼吸困難訴え(https://www.sanyonews.jp/article/1013383?rct=jiken_jiko)
2020年5月18日、新見市に住む60代の男性が自宅で調理したふぐを食べて意識不明の重体になっていることが明らかになりました。
事件概要
男性は家族が前日17日に釣ってきた魚を自宅で調理し、刺し身で食べました。
その後、吸困難の症状が出た為、倉敷市内の病院に救急搬送された。
症状は重く、意識不明の状態が続いているそうです。
岡山県内のふぐの食中毒は1例目です。
新見から倉敷市内の病院というのが、やや気になります。
海から離れた内陸部の市ですし、ふぐ毒に対応できる病院がなかったのでしょうか。
ふぐは自宅で捌いていいの?
今回の事例は釣ったふぐを自宅でさばいて食べた事から起こりました。
仕事としてふぐを提供するためには、都道府県が実施するふぐ調理師試験をクリアする必要があります。
この資格がなければふぐを調理して提供することは出来ません。
しかしこれは個人の行動を制限するものではありません。
なので家で捌いて食べることは、危険は伴うものの何かに違反することはないのです。
ちなみにふぐの調理師試験は前述の通り都道府県で行われています。
なので岡山県で免許を持っている方が、例えば広島県にお店を移転した場合は試験を受け直す必要があります。
また試験の内容もまちまちで、岡山県は実技試験無しで資格が取れる県や、講習のみで取得できる県もあります。