メルヘンフード(株)(岡山)/自己破産へ パン製造 倒産要約版(https://n-seikei.jp/2023/05/post-90989.html)
岡山に拠点をおく、メルヘンフード(株)が自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は約2億円
SNSでも大きな話題となっている今回のニュース。同社の事業内容や倒産に至った背景を整理します。
■ 事業内容と実績
メルヘンフードは、パンの移動販売車「メルヘン号」で広く知られていました。その他にも、以下のような多角的な展開を行っていました。
・移動販売:「メルヘン号」による地域密着の販売
・給食・売店:学校給食や学校内売店へのパン納品
・直売店:自社直売店「ミッケ(mikke)」の運営
報道によると、ピーク時の売上高は約3億円。2020年時点でも同水準を維持していましたが、そこから急速に事業環境が悪化したことが伺えます。
■ 倒産の主な原因:物価高騰と円安の直撃
事業低迷の背景には、パン製造業界を襲った深刻な外部環境の変化がありました。
・原材料の高騰:仕入先であるアメリカ産穀物などの価格が世界的に高騰。
・超円安の影響:コロナ禍以降の急激な円安がコストを押し上げ、採算性が著しく悪化。
・物価高騰が続き、円安の長期化が予想される厳しい情勢下で、これ以上の損失拡大を防ぐための苦渋の決断だったと推測されます。
■ 消えゆく「メルヘン号」のメロディ
私の実家の近くにも、かつてはメルヘン号がパンを届けてくれていました。 近年は購入する機会が減っていたとはいえ、岡山県民にとってあの特徴的なメロディが聴けなくなるのは、一つの文化が消えてしまうようで非常に寂しく感じます。
地域に根ざした老舗企業の突然の退場に、多くの方が時代の変化と厳しさを実感しているのではないでしょうか。


「【倒産】岡山の移動販売パン「メルヘン号」が自己破産。売上3億円からの急転と倒産の背景」への1件のフィードバック