このブログで何度か紹介してきた玉野市玉の廃スナック街。
造船業が盛んだった頃を思わせる遺構で、夜の店が集中していた一角です。
しかしいつの間にか営業するお店は無くなり、管理者も分からない状態になっていたようで建物の倒壊などから市道が通行止めになるなど悪い影響が出ていました。
その為、先日訪問した際は管理が弁護士に委譲されており、このまま本来の管理者が出てこない場合は取り壊しになるという旨の張り紙がなされていました。(リンク:廃スナックの落日、ついに強制撤去へ)
それから少しして訪問してみると、既に工事は始まっていました。
訪問は2025年3月11日。
銃器が持ち込まれていて作業が始まっていました。
手前側の空き地は今回の件とは関係ありません。
この写真だけちょっと手振れしていますが、このような感じです。
左側の建物の右側に二島、計四つの建物がありました。
ちなみに右奥に見える看板は「華」と書かれています。このお店は周辺がこのような状況になるずっと以前に移転しており、現在も徒歩数分の場所で営業しています。
それと余りうちのブログで紹介してきていませんでしたが、裏にあったカラオケスナックも取り壊されていました。
こちらは私とは少しかかわりがあって、お店のママさんが急逝してそのまま閉店したお店でした。
残されていた建物の中では比較的綺麗な状態でしたが、それも失われました。
残りは既に倒壊していた建物と、右手側の建物。
左手側の壁の建物は倉庫で、中には原付自動車が残されています。倒壊していた建物は物理的に無理なわけですが、倉庫に関しては今回の張り紙はありませんでした。もしかすると権利関係的に別物なのかもしれません。
倉庫だけ微妙に残ると後々の土地の再利用の妨げになりそうですが、どうなのでしょう…。
という事で、長く私のSNSやブログでネタになってきたこの場所ですがとうとう失われました。
近い内に更地になった状態でも紹介して、それを最終回にしましょうか。どうか最後までお付き合いくださいな。