岡山市東区西大寺地区が西大寺市だった時代のパンフレットがあったのでご紹介します。
西大寺市は上道郡、邑久郡に属していた町村(一部)が合併して1953年に誕生しました。
当時はこんな感じだったのですね。
市としての時代は短く、1969年には岡山市と合併しています。
西大寺会陽は今も昔も西大寺のイベントです。
現在の両備グループの前身である西大寺鉄道はこの需要の大きさもあり、日本の軽便鉄道としては唯一の黒字の状態での廃止となっています。(廃止は国鉄の赤穂線と競合するため)
1962年に岡山県南で33の市町村が合併する【岡山県南百万都市建設計画】がありました。
岡山、倉敷という規模の大きい都市を中心に合併を進め、政令指定都市を目指した計画です。
結局、ぶら下がられる側になる岡山、倉敷にメリットが薄い計画だった事から計画は頓挫してしまいます。
その後、岡山市は独自に政令指定都市への道を模索していくことになり、西大寺市との合併もその流れの一つでした。
岡山市が悲願の政令指定都市になるのは、それから40年も後の2009年の事でした。