岡山県総社市の地名の由来になっている、備中総社宮に行ってきました。
総社とは律令国時代に赴任してきた国司の仕事である神社巡りの負担を軽減する為に作られた神社です。
名前からも判る通り、国司の管轄エリア内の神社を合祀した神社の事を総社と呼びます。
総社市の地名は備中国の総社があった事に由来します。
全国各地に総社がある事や、総社市の名前と混同を避けるために、通常は総社宮と呼んだり旧国名を冠して備中総社宮と呼ぶ事が多いようです。
全国の総社は廃れて規模が縮小したり、廃止されたりするところも多い中、備中総社宮は現在も厚い信仰を集めており、その規模は現存する総社の中では日本有数のものなのだそうです。
岡山後楽園が参考にしたという美しい庭園も特徴です。