【国民宿舎の今】第4回:シープラザ牛窓│瀬戸内の宿が役割を変えた現在の様子

1982年の観光便覧を入手しました。
そこには、当時の国民宿舎や国民休暇村の一覧が掲載されています。
せっかくの資料なので、掲載されていた国民宿舎が現在どうなっているのか、順に調べていこうと思います。

今回は4回目、瀬戸内市にあった シープラザ牛窓 です。

シープラザ牛窓は、瀬戸内市牛窓町にあった国民宿舎で、旧称は 牛窓荘。
私が所持している資料に掲載されている国民宿舎は、いずれも「〇〇荘」という名称で統一されています。
いかにも昭和らしいネーミングで、時代を感じさせますね。

では、現在の様子を見てみましょう。

シープラザ牛窓は、2005年1月に廃業。
その後、地元の医療法人に譲渡され、現在は 住宅型有料老人ホーム として利用されています。

先に紹介した日生荘と同様、こちらも老人福祉施設への転用例ですが、シープラザ牛窓の場合は建物がほぼそのまま残されています。
外観からは、かつて国民宿舎だった頃の雰囲気を十分に感じ取ることができます。

なお、内部についてはストリートビューで確認することが可能です。
大幅な改修は施されていると思われますが、実際に利用したことがある方なら、どこか懐かしい痕跡を見つけられるかもしれません。

シープラザ牛窓を運営していたのは 牛窓観光開発株式会社。
阪神電鉄の子会社で、土産物店「オリーブパレス」も手がけていました。
こちらもシープラザ牛窓と同時期に、地元企業へ経営譲渡されています。

阪神電鉄が牛窓に拠点を持っていた背景には、かつてのペンションブームがあります。
当時、不動産事業の一環としてこの地に関わっていたようで、時代の空気を感じさせるエピソードと言えるでしょう。

次回は、真庭市の 「桃李荘」 を紹介します。
お楽しみに。




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