古い地名について調べていると、赤磐市西軽部に「笠寺山村」という村があった事が分かりました。
遡れば大小こもごもの村があるのは普通なのですが、この笠寺山村には興味深い特徴があります。
村は現在も西軽部にある浄土寺の関係者だけで形成されていたのです。
つまり寺周辺だけで一つの村となったのですね。
Googleマップから画像を盗用してみました。
赤のマーカーの場所が浄土寺です。
この辺りに5世帯17人の村が形成されていたそうです。
細かな区画は分かりませんでしたが、地図で見てみると寺の周りが恐らく人の手で森林を除けたであろう痕跡が見られます。
この辺りに家と田畑が整備されて村を形成したとみてもよさそうに感じます。
余り広くはありませんが、浄土寺の関係者だけの村なので住む場所と自分たちが食べるのに十分な農産物が確保できていればいい…そんな感じだったのではないでしょうか。どのような生活だったのか、非常に興味深いですね。そういった資料があるとは思えませんが、赤磐、赤坂辺りを調べる時は気にしてみようと思います。