久し振りに岡山県総合グランドに行ってきました。

シティーライトスタジアムに向かって走っていく人見絹枝さん。
ところでこの辺りは津島遺跡という弥生時代初め頃の集落と水田の遺跡があります。
これらが一緒に見つかったのは日本初という、実はすごい場所です。

水田跡が復元されています。
現在の田んぼのように整然とした感じではなかったのですね。

当時の高床式倉庫や竪穴住居が復元されています。
岡山駅からほど近い中央市街地のまさに中心部でこのような風景が見られるのもミスマッチで面白いですね。

湿地なども再現されていて、角度によっては本当に古代に迷い込んだかのような景色が見られます。
逆を向くと構想のホテルで一気に現実に引き戻されますが、それも面白い体験です。

この場所は元々は岡山武道館の建設予定地でした。
工事の途中でこの貴重な遺跡が発見されたましたが、当時の岡山県にとっては「出てきてしまった」という感じだったのかもしれません。とういうのも岡山武道館の建設は明治百周年の記念事業です。それが遺跡が出てきた為に工事が遅滞する事になるのです。

ここで岡山県は貴重な遺跡の発見に泥を塗る蛮行に出ます。
なんと工事を続行させたのです。考古学の研究者らが工事をするも工事は続けられ、最終的に文化庁から中止命令を受けます。
これで工事は中止になりますが、中止命令の翌日まで続けられた為に新聞などで批判を集める結果になりました。




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