少し前にサイトの資料として「実写!日本恐怖100名所」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1978年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
石碑に幽霊がにじみでた(茨城県)
現・守谷市高野の公民館前の広場に設置されている成田不動明王の石碑に幽霊が見えるという話題です。
写真が掲載されていますが、ぼんやりした感じで「そんなふうに見えるだけだろ…」と思ったのですが…。
地元の警官さえも「でている」と証言したぐらいだ
…という記載があり、更に東京中日スポーツの新聞に幽霊をひと目見んと集まる人々の様子が記事になっていました。
わりとがちな話だったようです。
実はこの話は守谷市の公式サイトにも「高野のおばけ石」として掲載されています。
→守谷市公式サイト内の記事
これによると、「だれかがスプレーで落書きすると、それ以来顔は見えなくなってしまったということです。」…ということで、1975年には噂は収束していたようです。
公式の怪談、すごいですね。
貯水槽に女の幽霊が…(埼玉県)
秩父市寺尾で女性の幽霊の目撃情報が多発するようになったという怪談です。
ここまでならよくある話ですが、後に近くにある貯水槽から女性の死体が発見されました。
腐敗が進んでいて身元、死因は判明しなかったそうです。
この件についても新聞(毎日新聞埼玉版1977.12.9)で幽霊騒動とともに掲載されています。
…意外と裏付けのある怪談ってあるものですね。
場所は簡単な地図がありますが、土地勘がないのでよく分かりませんでした。
秩父駅と御花畑駅の間で荒川の西側すぐの辺りです。
この件については小池壮彦というルポライターが追跡調査をしており、その辺りをキーワードに検索すると色々と出てきます。
興味がある人はこの記事を読み終わってから検索してみて下さい。
墓石に幽霊が…(埼玉県)
埼玉県深谷市の寺院にある墓石の模様が幽霊ではないかという噂が流れて大騒動になったというものです。
この件では住職が寝込んだというデマまで流れていたそうです。
しかしその墓石というのが新しく設置されていたもののようで、著者も霊体である可能性を認めつつも全体的に否定的な論調に思えました。
こういう本でもそういう論調になる事があるのですね。
…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。
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