バイクで走行中に事故に遭いました。
こうして気軽にブログを書いているほどなので、もちろん大事には至りませんでした。
ブレーキこそ間に合わずに相手の車とぶつかってしまいましたが、車体に大きな傷もありませんでした。
事故の詳細
事故後の手続きも終わっているので、記録として残しておきましょう。
岡山市北区の県道を走行中、右折しようとした自動車と直進の私のバイクで衝突しました。
警察を交えての話では私の約10m手前くらいで車が右折を開始し、それで衝突になったようです。
事故が起きたのは17時30分頃。既に道の混雑が始まっており、私のバイクの速度は時速35〜30km/hの間くらい。(指定速度40km/h)
警察庁の作成する「速度別停止距離一覧表」によると、30㎞/hで走っている場合の場合の自動車の制動距離は11.31mです。
バイクなので少し制動距離は伸びるはずですが、10m程度手前から曲がり始めた自動車をギリギリ避けられなかったという状況と合致します。
ではバイクはどのような状態になったのか見ていきましょう。
一番ぶつかったのはフロントフェンダーです。
自動車のキズなどになれている人ならわかると思いますが、意外と軽傷です。
後はボディ側面に上の写真のような傷がいくつか出来ました。
私は相手のボンネットにもたれ掛かるようになったので、その時に相手の車にハンドルが当たってしまい、ダメージとしては相手の方が大きかったようです。
事故後に警察に通報して、現場検証というのでしょうか。聞き取り調査です。
警察は2名で、それぞれ離れた場所で話をします。お互いの話の整合性を取るのでしょう。
今回の事故では相手方が警察到着前から、自分がバイクを見落としていた前方不注意が原因だと話して下さっていました。なのでお互いの言い分に相違はなく、30分程度で終わりました。
お互いの連絡先を交換して、後は保険会社でという事で終了。
バイク事故と保険のあれこれ
ところでこの保険会社の話には少し続きがあります。
バイクに乗っている方ならご存知かと思いますが、バイクの任意保険は人身がメインで車両保険は滅多にかけません。
損害保険料算出機構が出しているデータによると2019年度のバイクの車両保険の加入率は僅か1.4%です。
これは私自身もバイクの保険に加入する際に確認したことなのですが、バイクの車両保険は高額だったり免責の条件が多かったりして内容が充実しません。
特に盗まれやすいので盗難保険も別だったり、含んでいても高額だったりするようです。
ハーレーなどの高額なバイクはそれでも加入するメリットが有るのかもしれませんが、私のGSR250くらいだと保険料を払い続けるよりは、壊れたら自腹で直した方がコスパがいいのです。
保険料が高く、逆に車体価格が安いという二輪車の保険事情ですね。
という説明を受けていたので、私も人身のみで車両保険は入っていません。
一応、保険会社を通しての話では過失割合は1(私):9(先方)になるだろうとのこと。
前述の通り私は車両保険に入っていないので、例えば傷の入ったパーツを交換するような措置を取って10万円掛かったという事になると、9万円が先方の保険で負担してもらえますが、1万円は自腹です。
もし20万円なら、コンパウンドで直せそうな傷に2万円を払う事になります。
…自分で直そう、そう決めました。
保険会社の方に聞くと示談の方法としてお互いに自分の物は自分で直すという方法もあります。
なので今回はそれを選ぶことにしました。
バイクその後
まずはフロントフェンダー。
フェンダーは一部が塗装が剥がれていましたが、他はコンパウンドで消えました。
GSR250の車体色に合わせた塗料が見つかっていないので、たまたま家にあった塗料で仮に傷を隠しています。
後に塗り直してヤスリとコンパウンドで仕上げます。
続いてはヘッドライトカバー。
こちらも3種類のコンパウンドで磨き上げてご覧の通り。
最近あまり洗車していなかったので、事故前よりきれいになりました。
そしてもう一つ。
こちらにも細かい傷があったので消しました。
コンパウンドしたてなので、ご覧のとおりピカピカです。
低速での衝突なので、思った以上に傷が浅かったです。
身の回りからは病院に通ってしっかりもらって…というような悪魔のささやき(笑)もありましたが、ほぼ手持ちの物で直せて相手といがみ合うこともなく終われるなら、今回の事故の事後については満足しています。
余談、奇跡のお守り!?
ところで今回の事故で面白いことが一つ有りました。
岡山市の玉井宮東照宮様のお守りです。
フラッシュで分かりづらいかもしれませんが、左側の玉とSAFの部分が相手の自動車に触れた部分です。
そしてこの部分が私のバイクで相手の車に接触したと思われる一番後ろの部分です。
お守りに当たったら止まった!(笑)
嘘のようなほんとうの話です。
このお守りは玉井宮東照宮の方が自身もバイクに乗るということで、バイクに貼りやすいサイズとして考案したそうです。
バイクへの熱い思いが交通安全のご利益を増幅させたのかもしれません。お勧めです。
バイクのキズ消しなどが終わってすぐにお礼参り、そしてお守りを新しいものに交換しました。