街の呼吸を眺めながら|「喫茶 合歓」で味わう、仕事終わりの句読点
岡山市内の合同庁舎などが立ち並ぶオフィス街。
ここのところ、月末になると決まって足を運ぶ場所があります。喫茶、「合歓(ねむ)」。
近くでの仕事もいよいよ大詰め。もしかするとしばらく来られなくなるかもしれない……そんな思いを胸に、今日はいつもの一杯に加え、初めての食事メニューを注文しました。
絶妙な塩気がたまらない「トースト」
モーニングには遅く、ランチにはまだ早い中途半端な時間帯。
選んだのは、シンプルだからこそ店の個性が出る「トースト」でした。トーストが上手い喫茶店は、何を食べても美味い。私の哲学です。
こちらのトーストは、耳が少なめで食べやすく、表面に感じる少し強めの塩気が印象的。
この「少ししょっぱい」感じが、パンの甘みを引き立てていて、個人的には大当たりの味でした。添えられたバナナが、どこか懐かしい喫茶店の風景を完成させてくれます。
定番にして至高。合歓の「ウィンナコーヒー」
そして、これを飲みに来ていると言っても過言ではない、お目当てのウィンナコーヒー。
合歓のホイップはきめ細やかで、コーヒーの熱でゆっくりと溶け出す様はいつ見ても飽きません。一口ごとに疲れがほどけていくような、安心感のある美味しさ。自信を持っておすすめできる、この店の「看板」です。
窓の外では、スーツ姿の人々が慌ただしく歩調を速めています。
そんな人並みを眺めながら、静かな店内でゆっくりとコーヒーを啜る。不謹慎かもしれませんが、この瞬間に感じる小さな「優越感」こそが、喫茶店巡りの醍醐味ではないでしょうか。



