「住民の生活が不便になる…」 自治体がJRのダイヤ改正に要望書を提出 岡山(https://news.yahoo.co.jp/articles/4b532ea2487c1fb5d7aaa4f5a20226ce95512056)
2021年1月27日、岡山市の古橋季良副市長、備前市、瀬戸内市、赤磐市、和気町の各首長はJR西日本に対して春のダイヤ改正に対して要望書を出しました。
減便の発表を受けて、その見直しを求めたものです。
減便の概要
2020年末に発表された春のダイヤ改正で運転区間の短縮が実施されます。
その為、
・山陽線:瀬戸~和気間
・赤穂線:西大寺~長船間
この2つの区間、それぞれ3駅で減便とする改正が予定されています。
ダイヤが改正されると、通勤の時間帯を除いて1時間1本の運行になります。
これを受けて減便になる駅の自治体から要望を出しました。
それについてのKSBの動画はこちらです。
新型コロナウィルスの感染拡大で公共交通機関での移動を避ける傾向も、JRの利用客減に影響しているそうです。
なので個人的には今回の減便はやむを得ないのではないでしょうか。
要望を出すのであれば、ワクチン接種などが進んで落ち着いた時期に見直しを求めるしかないのではないかと思います。
勿論、コロナウィルスを口実にした減便という見方をするのであれば、一度改定された物を戻すのは困難かもしれません。
感想
このニュースについてYahoo!ニュースのコメント欄を覗いてみました。
書込みをしている方が、減便に関係する方かどうかは判りませんがJRの改正に賛成の意見が多いようです。
JRは公共性の高い事業ですが、あくまでも民間企業です。
不採算の区間を整理する事は必要でしょう。
利用されない=減便になっても影響は少ない訳ですし、改正後も1時間に1本は確保されます。
コメント欄の意見にも多かったのですが、個人的には手土産無しの交渉は難しいと思います。
減便分を関係自治体の予算で補う事で運行を続けて貰うなどのJRの負担を軽減する措置が無いと、JRも何も考えずに減便に踏み切った訳ではないでしょうし。
ところで減便とは異なりますが、以前に両備バスとめぐりん(八晃運輸)が西大寺の路線参入で揉めたことがあります。
この時に両備バスは赤字路線からの撤退を表明し、私の故郷の玉野市も撤退の路線に含まれていました。
そして今回と同じように影響を受ける玉野市、瀬戸内市、倉敷市の市長が要望書を提出しました。
この時に個人的に考えたのが、市職員のバス利用を求める事です。
玉野市は市役所の本庁勤務の方は市役所周辺に自前で駐車場を借りて通勤をする人が多くいます。
例えば市主導で職員になるべくバスの利用を求める事は不可能ではないでしょう。
田舎なのでバスなどの公共交通機関を利用しての通勤が難しい地区も存在しますが、自家用車から切り替えられる人もいる筈です。
平成30年度の玉野市の資料によると、市職員に対して55,000 円以内の交通手当の支給が可能です。
市が交通用具での通勤を禁止しているわけではないので、強制できる事でもありません。
なので具体性はありませんが、それくらいのポーズは見せても良いのではないかと思いました。
「お願いします」だけでは、民間企業は難しいでしょう。