最近のブラウザは高性能で、それ自体に様々なデータが保存されています。
それだけに勝手に起動されては様々な情報が抜かれてしまう恐れがあるので、注意が必要です。

そこでお勧めなのがFireFoxの起動時にパスワードをかける方法です。
※WINDOWS用FireFoxで記事を進めていきます。

マスターパスワードの設定方法

これはプラグインではなくFireFoxの基本機能です。
ただし注意が必要なのは、パスワードの入力をしなくてもある程度の機能が利用可能な点です。
それについては後述するので、先にマスターパスワードの設定方法を説明します。

・ブラウザ右上の(メニューを開くボタン)をクリック

・オプション→プライバシーとセキュリティをクリック
すると下のような画面が開き、【マスターパスワードを使用する】というチェック項目があります。

初期状態ではチェックが入っていないので、チェックを入れます。
すると次はパスワード設定画面が出てきます。

すでにパスワードを設定している場合はここから変更可能です。
尚、このパスワードはFireFoxのアカウントのパスワードとは関係ありません。
同じパスワードも設定できますが、セキュリティを考えると変えた方が良いでしょう。

設定が終わり再起動すると、パスワード類の入力が必要な画面になると下の入力フォームが出てきてパスワードを求められます。

使用上の注意点

ここからマスターパスワードを使用する上での注意点を紹介します。

マスターパスワードは基本的に緩いセキュリティ機能しかありません。
パスワード入力無しで可能な作業で主だったことを挙げると下記のようになります。

・パスワードを入力しなくてもブラウジングが可能
・ブックマークが使用可能
・履歴を表示する事が出来る
・パスワード無しでログイン状態を維持できるサイトは、ログインした状態で開ける

意外と色々出来ますね。
家族にブックマークや履歴を見られたくないという場合は無力です。

クッキーやFireFoxに記憶されているIDやパスワードの自動入力は無効化されます。
しかしログインが維持されているサイトに関しては、自分で使用後にログアウトしておかないとそのまま開かれてしまいます。
買い物時にパスワードの再入力が求められないamazonのようなサイトなら、マスターパスワードの入力無しで買い物まで可能です
逆に途中でパスワードの入力が必要な楽天市場のようなサイトでは不正を阻止出来ます。

上記の通りセキュリティ面ではやや不安の残る機能です。
この方法で安全を追求するのであれば自身でのログアウトや、履歴を都度消す設定にするなどの対策が別に必要です。

もちろん何かしようとするとマスターパスワードの入力を求められるので、それ自体が悪さをしようとする人へのけん制としての効果が期待できます。
ひと手間増えるのは快くないかもしれませんが、念の為に設定しておいても良いのではないでしょうか。




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