瀬戸内市の興禅寺へ行ってきました。
岡山藩の筆頭家老を務めた伊木家の菩提寺です。
現在はかなり荒廃していますが、山門などの立派な趣から往時の寺勢を感じます。
現在は無住のようですが管理はされているので、廃寺にはせずに別の寺の住職が兼任しているとか、そのような感じなのかなと思いました。
※法人格の有無など含めて未調査です。
立派な建物ですが、周囲は草が伸びています。
入口付近はきれいに刈られています。
ガラス越しなので画像が綺麗ではありませんが、建物の中は下のようになっています。日常的に使用されているという趣ではありませんが、きちんと管理されているようです。
手持ちの資料に少しだけ記述がありましたが、明治時代に入って寺勢が衰えたそうです。
伊木家も明治時代に衰えているので、大きな檀家からの支援を失って衰えたという事なのでしょう。
立派な寺院なので惜しい気はしますが、周辺の家の数をみていると仕方ないだろうなと思います。
栄枯盛衰。
歴史の勉強をしていると、この言葉は本当に上手く物事を表現しているんだなと痛感します。