倉敷市児島味野のジーンズストリートはジーンズの聖地として人気の児島で、多くのショップが店を並べるショップ街として多くの観光客が訪れるスポットです。
最近では倉敷美観地区にデニムストリートが出来て、やや人数は減ったように見えますが、それでも濃いジーンズファンの方が多く訪れて買い物を楽しんでいます。

そんなジーンズストリートの一角に天神社という神社があります。。

まさにジーンズショップが立ち並ぶ間に鎮座する神社です。
買い物三昧で過ごすのも良いですが、その特別な日の行程に天神社も加えてみてはいかがでしょう。

少し境内の様子を紹介してきましょう。

拝殿はこちらです。
パッと見るとやや雑然とした様子ですが、きちんと管理されているのは分かります。
神社の管理は鷲羽山にある新庄八幡宮の宮司が兼務で行っています。

拝殿の中はこのような感じになっています。
灯籠に描かれるのは菅原道真ゆかりの梅の家紋です。デザイン的には梅鉢紋でしょうか。

神社の歴史については前述の兼務で管理を行う新庄八幡宮の公式サイトで紹介されています。
引用していきます。

岩崎(巌崎)五郎左衛門なる者が阿波国三好郡より菅原道真公の神霊を奉戴し舟で尾首坂(字疫神上)というところに着きました。(舟が着いたところをこののち天神川というようになりました)そこに神霊をお祀りしました(新庄八幡宮公式サイトより)

阿波郡三好郡なので現在のみよし市や東みよし町の辺りということになります。
有名な天満神社、天満宮を探してみると 善徳天満宮があります。神事の踊りが国の文化財やユネスコの文化遺産に指定されています。
詳しい情報が無いので分かりませんが、提灯の家紋はよく似ています。そこから分霊されたのかもしれません。

尚、鎮座地については上の文章の場所から移転しており、それが現在地になります。

こちらが本殿です。
神社の移転は1472年ですが、観た感じそこまで古い建造物ではないようです。
拝殿に関しては明治時代に再建された記載が見つけられましたが、本殿もその時かそれに近い時期に建てられたものかもしれません。

境内には灯籠類が多く見られます。
玉垣も立派なものですし、味野商店が栄えていた時代には多くの寄進が行われたのかもしれません。

出来れば以前の鎮座地も調べて見たかったのですが、イマイチ調べられませんでした。
まず児島で天神川が見つけられませんでした。玉島の沙美の方にはあるので、もしかするとそちらからの移転なのかもしれません。
ただ他の地名(尾首坂、字疫神上)も上手く見つけれませんでした。それらについては、また分かればその時に紹介しようと思います。

関連リンク:ジーンズストリートの歴史




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