倉敷名物といえば、こちら。
藤戸饅頭です。
1184年の藤戸合戦の犠牲者を弔う法要の際に出されたお菓子を起源とする、非常に長い歴史を持つ饅頭です。
ただし饅頭の伝来とこのエピソードは時代が一致しないので、法要の際のお菓子が時代の流れの中で現在の藤戸饅頭の形に変化していったと考えられています。
よく似たお菓子に岡山市の大手まんぢゅうがあります。
大手まんぢゅうの誕生は江戸時代後期で、藤戸饅頭が現在のようなお菓子になったのも概ね同時期なのだそうです。
見分けがつかない程よく似ている!とは言われるものの、写真を見て頂ければ一目瞭然です。
全体的に白っぽい部分が多いのが大手まんぢゅうです。
僕は実家から藤戸饅頭の工場がわりと近く、作りたてを食べることが出来たので大手まんぢゅうVS藤戸饅頭の論争では藤戸派です(笑)
味も似ていますが、口に入れてみると舌触りは違っています。
どちらが良いかは、ぜひご自分の舌でお試し下さいませ。