先日、久米南町から美咲町にかけて歩いていると、ちょうど町境の辺りでお堂があるのを見つけました。
「中部第三十二番霊場」とあります。
三十二番という事なのでミニ八十八か所のようなものが整備されているのでしょう。
中部というのは岡山県の県央辺りという意味でしょうか。岡山県は通常は県を北部と南部に二分しますが、三等分すれば久米南町~美咲町の南部の辺りは県央ということになります。
なので岡山県が発足した後に整備されたものなのかもしれません。
残念ながら手持ちの資料やネット上でも特に情報はヒットしませんでした。
岡山文庫にミニ八十八か所を特集した本があるようなので、それを調べてみましょうか。
外見はこんな感じです。
小規模なお堂です。写真では分かりづらいかもしれませんが、建物に寶珠庵という額がついています。
建物の裏に石塔が見えるので、元々はそこそこの規模の寺院として稼働していたのでしょう。やがて無住になり、八十八か所を守るために廃寺にせずに整備されている…、そんな感じも受けます。
中を覗いいてみましょう。
中はこのような感じです。
凄く綺麗に整備されています。ちなみに鍵がかかっているので中には入れませんでした。
下の棚は手作りでしょうか。とてもきれいです。
という事でこの霊場については資料が見つかり次第、また記事にしていこうと思います。
今回はここまで。