少し前にサイトの資料として「最新日本の心霊恐怖スポット100」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
2003年出版の本で、ちょうどネットが普及し始める時期です。あの頃、どんな心霊スポットが関心を集めていたのか見てみましょう。
トンネル付近にさまよう何かに首を引っ張られた!(栃木県)
栃木県塩谷郡塩谷町の矢板トンネル(弥五郎坂隧道)の怪談です。
こちらは現在でも心霊スポットとして良く知られている場所のようです。ただしトンネルとして現役だったのは1998年まで。
現在は廃トンネルとして知られるようになりました。幽霊が出る事から矢板の化けトンの愛称もあるそうです。
この奥にトンネルがあるようですが、完全に木々に飲み込まれています。
1959年まで運行していた東武矢板線の路線でした。その後は生活道路として利用されていました。
現役当時の噂として、車内に誰かが入り込んできて温度が下がる現象やバイクに乗っていた女性が何かに首を引っ張られる現象が紹介されています。
現在の噂で有名なのは中年の背広姿の男性の霊だそうです。
修学旅行のホテルで見たおかっぱ頭の少女の幽霊(栃木県)
日光市が修学旅行の旅行先として賑わっていた時代の怪談。
まだ出来て数年という新しいホテルに、余り素行の良くない中学校の生徒らが宿泊していました。
教師らは生徒の監視の為に寝ずの番を立てていましたが、急に廊下を人影がバタバタと走っていくのが見えました。
慌てて後を追いかけましたが、先にいるのはおかっぱ頭の十歳くらいの少女。彼女は非常口を開けて出て行ってしまいました。
後を追っていて教師が念のために非常口を開けようとしたものの、鍵がかかっていて開かなかったそうです。
教師は後に少女の服装が和服だったような気がすると述べており、もしかすると座敷童を見ていたのではないかと締められています。
座敷童を見ると幸福になるというような言い伝えもあります。
ぜひ見てみたいものですが、残念ながらホテルに関する情報はなにも掲載されていません。
日光山中興の人・天海の墓所で今も数々の奇怪な目撃談が…(栃木県)
タイトルにある天海は黒衣の宰相の異名で知られる僧侶です。
徳川家康の側近として江戸幕府の初期の基礎固めをした人物として知られています。
家康の死後は東照宮の創建に携わりました。
その墓所は日光市の慈眼堂にあります。
本によると「数々の奇怪で不思議な目撃談」があるとされていますが、現在の様子をネットで検索したところ特にそれらしい記載はありません。
心霊スポットとしてはメジャーではなくなったようです。石段を登っていかなければならないなど、アクセスが決していい場所ではないので、その辺りが消えた事情かもしれませんね。
…と、長くなってきたので今回はここまで。
また徐々に追加していきましょう。
この本の他のスポットについてはタグの「最新日本の心霊恐怖スポット100」をご確認下さい。