倉敷市の児島駅前の辺りを散策していると、立派な門柱があるのが見えました。
シャッターで閉ざされていますが、草の茂り方から考えると封鎖されているという表現の方が正しそうです。
何の建物なのかGoogleマップで調べてみてもヒットしません。
廃業後なのか、現役の建物ではないようです。
近づいてみると本来の門が開いた状態で残されていました。
そして関係者以外立ち入り禁止の看板には「海技大学校児島分校」の文字があります。
海技大学校は船員を志す人が必要な知識や技術を習得するための学校です。
これをキーワードに調べてみると海技大学校の児島分校がここにあり、2009年に「教育業務を停止」した事が分かりました。(関連リンク:海技大学校・沿革)
大学校は教育訓練施設につけられる名称で、実は法律で定められた学校の分類では有りません。海技大学校のように教育をメインとした組織が運営する学校的なものが名乗っています。なので恐らく「教育業務を停止」というのは休校の表現なのではないでしょうか。
児島ではすぐ近くにあった准看護婦養成が2022年に廃校になりましたが、少子化の影響でなり手が少なく廃止、休止を選ばざるを得なかったのかもしれませんね。
門越しに見るばかりですが、敷地内に船があるのが見えます。
実地訓練の為に用いられていたのか、それともオブジェのようなものだったのでしょうか。
ストリートビューのタイムマシーン機能には2013年時点の様子まで残されていました。
既に停止後のはずですが、建物がまだ使用されているようです。
既に停止後のはずですが、建物がまだ使用されているようです。
ところで写真左側にある石碑は建物が封鎖された後に手前に移されています。
次の記事で紹介します。