新庁舎は現在地から動かず!?

玉野市は施設の刷新が重なっており、とりあえず市民のために急ぐ消防、市民病院、給食センターが徐々に完成していっています。
そしてその次に行われるのであろう刷新が、玉野市役所本庁舎です。
建物が古くなっていることや、現在の建物に耐震工事を施すのはコスパ的に良くない事から新築が計画されています。

その場所についてはまだ議論されているのかと思いきや、既に方針は出ているようです。
市議会の一般質問で松田議員からの問いに答える形で登場しています。

玉野市議会6月定例会(松田達雄議員)

このリンク先の動画の37分頃に新庁舎の場所について「現本庁舎の敷地内」と出ています。
これについては柴田市長が就任して最初の一般質問でも少し触れられており、市役所に隣接する駐車場の土地という案が出ていました。これが採用されたようです。
一般質問の回答では海に近い土地柄から津波、高潮に対応できる建物…ということでしたが、個人的には移転ありきだと思っていたので信じられない計画でした。

大丈夫か、その場所で

2004年8月の台風16号の際に、玉野市では多大な高潮の被害が出ました。(当時の被害の様子
私はこの時に玉野市のマリンホテルにいました。周辺は完全に高潮の為に水に浸かってしまい、そのままマリンホテルで翌日の朝まで身動きが取れない状態でした。もちろん、その間に救助や様子見に来る人もいませんでした。
庁舎だけが生き残っていても仕方ないのです。庁舎に人が近付けなくなったら、建物が浸水しようがしまいが関係ありません。海に近いという時点でリスクを負っています。

だからこそ玉野市消防本部はみやま公園の場所に移転したのではないでしょうか。
消防をそこに動かす必要があるのなら、市役所も動く必要があると考えるのは自然です。

現在地にする理由の1つといて、街づくりの方向性についても触れていました。
しかし何十年も市役所があの場所にあって、それで玉野の市街地は賑わってきたのでしょうか。
寧ろあの土地を売りに出して商業施設かマンションでも誘致したほうが街づくりには有効です。

市役所の場所については市民全体へのアンケートなど、もっと協議を重ねた方が良いと私は考えます。




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