インターネット上で公開された怪談のシリーズ、通称・東山ホテルの朗読を聞いてみました。
内容について実際の東山ホテルと比べてみようと思います。

まだ師匠シリーズの東山ホテルを聴いたことが無い人は、下記に朗読の動画を貼っておきます。
この先は読んだことがある事を前提に書きますので、ご了承ください。

主人公の”俺”がサークル仲間と心霊スポットとして知られる東山峠の東山ホテルへ行ってみた際の体験談をつづった物語です。

東山ホテルはあるの?

まず東山ホテルについて。
これは実際に岡山市に存在したホテルです。
料亭からラブホテルに転換した為、ラブホテルには珍しく和風の建物でした。
建物は2004年頃に撤去され、現在は駐車場になっています。


これが現在の様子。

隣接する墓場

師匠シリーズの中では一行は隣接する墓場から裏口へ侵入できるという情報を持っていました。
しかし来てみたら墓場がないので裏の沢に回って侵入しました。
これは墓がないのはフィクションで、現実には墓があります。

ただし隣接するという表現は正しくなく、東山ホテルの裏山の斜面に幾つかの墓があります。


これが現在の様子ですが、塀で目隠しはされているももの奥に墓があるのが確認できます。

“俺”達は見つけられなかったのか、作者のウニさんがフィクション性を高める為に実際の様子と異なるように改変したのかもしれませんね。

殉職警察官慰霊塔

墓を探している途中で空き地と思っていた場所で見つけた殉職者慰霊塔も実在します。
職務中に殉職した警察官の慰霊塔です。

朗読の印象で受ける程は変わった建造物ではありあません。

しかし夜に何も知らずに見ると、”俺”の言う通り変な形の塔に見えるのかもしれません。
これは岡山県民なら定期的に行われている慰霊祭のニュースで知っている人も多いでしょう。

現象や内容について

3階部分に何かが出る、窓に人影が写る、中に入ると電話が鳴るというのは東山ホテルでは定番の噂でした。
ただし師匠が体験したような多くの電話が鳴り響くというのは聴いたことが有りませんでした。

ボイラー室の焼け跡は廃業後に中に侵入した人たちが起こしたボヤによるものです。
オーナーの気が狂って廃業というのも当時はよく聞いた噂でしたが、こちらに関しては単なる噂だったようです。

リンク:東山ホテル岡山の街角から




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