先日、赤磐市の熊山町を散策してきました。
この時の」目的の一つが田原用水水路橋、通称・石の懸樋を見てきました。(岡山県指定重要文化財)

以前に県道96号を走って寄ろうと思っていたら、道路沿いから見えなくて通り過ぎてしまいました。
今回は土手道を歩いて向かうことにしました。

小野田川の土手を進んでいくと、西側にこのような建造物が見えてきます。
田原用水水路橋は現役の設備ではありません。この場所の近くで用いられていたのが役割を終えて、現在地に移転されています。

土手から降りていくと、周辺は公園のような感じに整備されています。
土手道を散歩した人が休憩したりする場所なのでしょうか。

石の懸樋の歴史について解説する石碑があります。
内容については要約して私のサイトで解説しているので、そちらもご確認ください。
(関連リンク:田原用水水路橋について

詳細についての解説は現地でも見られます。
予備知識無しで飛び込みで行ってもOKです。

橋はこんな間近で見られます。
本来は小野田川と田原用水という用水路の交差地点に設置されており、川を超えて水を下流の農地に送り込んでいました。

この部分を水が通っていました。
建造の指揮を取ったのは、岡山の土木工事に様々な功績を残す津田永忠です。
現在の感覚で見ても完璧な仕事なのがよく分かります。

ちなみに上にある石の板。
これは懸樋の一部というわけではなく、周辺の住民が上を通れるように橋として設置していたものなのだとか。
三枚も架けてあるということは、多くの人の行き来があったのでしょうか。

当時の雰囲気を思い浮かべるのも楽しいスポットでした。




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