【心霊読書】日本怪奇名所案内を読んでみたよ! お化け屋敷②


少し前にサイトの資料として「日本怪奇名所案内」という、全国の心霊スポットを紹介する本を購入しました。
1976年出版の本ですが、せっかく購入したので幾つかスポットを紹介してみたいと思います。
今回は民家などを紹介するお化け屋敷の2回目です。

心中夫婦の霊が取り付いた貸家(東京都)

世田谷区の千歳烏山にある民家での怪談です。

投稿者は静岡から東京へ栄転で越してきた夫婦。
さすが本社勤務、いきなり世田谷に一軒家を借りるのですね(笑)

そもそもこの夫婦は事故物件でも構わないという心積もりで物件探しをしていたそうで、環境の割に家賃が安いことも好意的に受け止めていました。

しかしある時、家を地震が襲います。
ようやく揺れが収まったと思うと、奥の間からなにやら思い詰めたような男女の話し声が聞こえてきました。
その家についてよくよく確認すると無理心中が起こった家だったのだとか。

四谷左門町の幽霊アパート(東京都)

今回も東京の怪談です。タイトルには四谷左門町とありますが、左門町にあった賃貸住宅の話です。
左門町といえば四谷怪談の於岩稲荷田宮神社がある地区ですね。

投稿者は人形作家。
彼は作業中に女性の幽霊を見るなどしていましたが、裏に墓があるからその為だろうと思っていたそうです。
逆に美人だったと感想を漏らすぐらいなので、かなりハートの強い人物のようです。

彼が部屋を引き払うことが決まり、壁に取り付けていた棚を取り外そうとしていました。しかしこれが全く外れない。
何時間も格闘していると、急に椅子の脚が折れてしまいました。
そしてその拍子にあわや棚に首が引っかかって首吊りをしそうな状態になったのだとか。

もしかすると女の幽霊の方でも投稿者をいい男だなと思って、引き込もうとしていたのでしょうか。
相思相愛ですね。

警視庁第二機動隊舎の幽霊(東京都)

今回も東京都の怪談です。
墨田区横川橋の警視庁第二機動隊舎が舞台です。
第二機動隊舎は江戸川区に移転しているようで、今回の話の建物は現存しないようです。

この建物は元々は別の施設があり、その頃にもんぺ姿やひどい火傷を負った女性の幽霊が目撃されていたそうです。
実はこの建物があった場所の歴史を更に遡ると軍需工場が有ったそうです。空襲の際にターゲットになり、女工の何名かが死亡したのだとか。

部屋いっぱいに霊が大集合!(場所不明)

なんだか軽いノリのタイトルですが、このお話は鶴田照子という霊能者が体験した話です。
著者のエピソードによく夫婦で参加している霊能者です。
彼女が知人に誘われてお茶をしにお宅を尋ねたときの話。
周囲を建物に囲まれていて、狭い湿っぽい路地を抜けて、全く日光の入らない家に到着しました。

その家はタイトル通り幽霊だらけ。
部屋中に「ところ狭しと、ぎっしり坐っているのです」と表現するような状態だったそうです。
テーブルにたどり着くためには霊の頭を踏んでいかなければならなかったのです。

急用を思い出したと行ってそのまま辞去したそうです。
知人なら鶴田さんがどういう人かはご存知でしょうし、ごまかせてはないでしょうね…(笑)

老人の幽霊が居坐っている家(栃木県)

宇都宮市の山王団地の近くにある家での怪談です。

山王団地はこのような集合住宅が集まった団地です。団地の北側と西側に少し民家もあるので、今回の舞台はその辺りにあった民家なのかもしれません。

その家にはご老人(男性)が住んでいました。
彼の娘夫婦が早世した為に幼い兄弟を引き取って育てていましたが、ある時に交通事故で亡くなってしまいました。
そこで親族は幼い兄弟は養育院に入れて、家だけを手に入れました。
その後から家に老人の幽霊が現れ、親族らは次々と病死してしまったそうです。

しかし残念ながら兄弟二人がその家に戻ることはなく、家は空き家になってしまったのだとか。

今回はここまで。
普通の家などを舞台にしているので、現在の様子などが見られないのでちょっと退屈です。
もう後2回、お付き合い下さい。
また徐々に追加していきましょう。

この本の他のスポットについてはタグの「日本怪奇名所案内」をご確認下さい。




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