ネットへの書き込みから始まった人気の怪談集、「師匠シリーズ」。
主人公が住んでいるのは岡山県とみられ、岡山県に伝わる怪談が幾つか紹介されています。

その中の一つに心霊スポットとして知られた東山ホテルという、岡山市中区の廃ホテルの話題があります。
関連リンク➡東山ホテルを聴く

このお話の中に、ホテルの隣が殉職した警察官の慰霊塔であるという事が触れられています。
これは実在します。

慰霊祭の様子がニュースで放送されるのでご存知の方も多いでしょう。
1879年以降の殉職者が祀られています。現在の岡山県警の前身にあたる岡山県警察部の設立が1876年なので警察と呼ばれる組織での殉職者は全て祀られているようです。

前述の師匠シリーズでは夜の訪問だった為か、ややおどろおどろしい表現をされていますが実際はこのように神聖な雰囲気です。

2006年までに47人が殉職しています。
明治のまだ不安定な情勢からカウントされている事を思うと、意外と少ないように感じました。
しかし仕事で47人が亡くなられた事は非常に重たい事実です。
公務員というと税金でくわしてもらっているなどと揶揄される事もありますが、死の危険がある仕事に携わっている事に頭が下がる思いです。

2007年以降は殉職者は出ていないそうです。
この状態をもっともっと長く続く事を願いましょう。

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