津山駅の周辺を散策していると、山の上に大きな建物があるのが見えました。
閉業した津山プラザホテルです。
閉業時期についての詳細は不明です。
ネット上で検索をすると2009年を閉業時期に挙げている記事もありますが、これは誤りです。
恐らく2009年までには閉業しているという某有名サイトの記載が転載される中で曲解されてしまったのでしょう。
2015年に公売物件として競売公売.comというサイトで建物が売りに出た時に「ホテルを廃業して10年以上経過しているため、著しく施設の荒廃が進んでいます。」との記載があります。
なので閉業は2005年以前です。
もっと言えば「15年以上」とはしてないので、2000年の時点は営業していた事も推測できます。
同ページによる建築は1974年3月。土地の所有者は県外の法人で、その法人が建物に抵当権を設定しています。
建物の再利用が進まなかったのはこの辺りの事情でしょうか。
価格は240万円に設定されており、2015年時点では売れなかったようです。
ネット上で検索すると侵入した人の記事があり、カレンダーなどの残留物が2000年の物であるので恐らくその年かホテルらしく日を跨いで年が明けてすぐに閉業したのではないでしょうか。
閉業した建物が廃墟として荒らされているような話は聞いていたのですが、てっきり既に撤去されたのだと勘違いしていました。
この写真はカメラの望遠で撮影したもので、場所は津山駅の裏側の住宅地の辺りです。
遠くにレンズを向けている私を不思議に思ったのか、地元の方と思われる男性が話しかけてきました。
そこでホテルについて話を振ると、ホテルについて市の目立つ場所にあるのに勿体ないなどのお話と一緒に、「こんな遠くで撮らなくても、近くに行ってみればいいが」と入り口の場所を教えてくれました。
倉敷市へ移転が決まっている作陽高校の校舎の近くから、ホテル跡に上がっていける道があります。
このような感じで想像より道の状態は良いですし、枯葉も積もっていません。
もしや敷地内を何か物置やら駐車場などに使っているのではないかと期待して進みましたが、残念ながらダメでした。
道は途中までで厳重に閉ざされていました。
もう少し上がれれば近くでホテルの写真を撮れるかもと期待していましたが、この場所からはホテルは全く見えません。
法的に良くない形で何かをするつもりは一切ないのでここまでで終了です。
早めに建物の処分や、跡地の再利用が決まると良いですね。