岡山県の百貨店・天満屋が広島緑井店をフジに譲渡 22年7月31日付 不採算店整理進める(https://news.yahoo.co.jp/articles/66b32884389a57b69e054ea047dabcfc645b1fab

天満屋は3日、広島緑井店を来年6月いっぱいで営業を終える事を発表した。
建物は中四国でスーパーを展開するフジ(松山市)に同7月31日付で譲渡する。

天満屋はここ数年で不採算店の整理を進めています。
既に広島八丁堀店(2021年9月以降解体予定)、天満屋八丁堀ビル、広島アルパーク店を閉めており、今回の緑井店の閉店で広島市の店舗は無くなります。

これで直営店で県外に残るのは福山店、福山ポートプラザ店のみです。
厳密にはFCで高松のロフトなども運営している他、子会社の扱いで鳥取県には米子しんまち天満屋も営業しています。

かつては三原、高松と出店が続いていましたが、百貨店という業態自体が既に流行らなくなってしまったのでしょう。

普段の買い物で天満屋という選択肢は、よほどかしこまったイベントでもない限り思い浮かびません。
イオンなどのSC、普段着ならユニクロなどのファストファッションでも良いですし、細かくサイズを問わないアウター等ならネット通販の方がずっと品ぞろえが良いです。

しかし百貨店の未来が無いのかというと、そういう事でもないようです。
ダイヤモンド社の運営する情報サイトDCSの「大丸、三越伊勢丹…誰も語れない百貨店分析 政府の施策が百貨店を殺す「本質的理由」」の記事内では、三越伊勢丹の国内売り上げがコロナの影響が出る以前の2020年にファーストリテイリングを上回る1兆円を記録していた事が記されています。

要は立ち回り方、そしてどこまで我慢できるのかなのでしょう。
岡山の百貨店と言えば、他に岡山駅前の高島屋があります。
先に紹介した記事の考え方で言えば、どちらが先に倒れるのか。
そして残った方が縮小しても確実に残る百貨店需要をしっかりと握って存続できる…。
そんな未来なのかもしれません。

尚、言うまでもありませんが個人的には天満屋も高島屋も残る未来を期待しております。




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