4年ほど前にOLYMPUSのE-500を譲って頂きました。
ちょうど長く愛用していたE-300が故障してしまい、古い機種なので修理対応も終了していました。
状態のいい中古がなかなか出回らずに嘆いていたら、たまたまE-500を昔使っていた知人が譲ってくれたのです。
これを譲ってくれたのは、E-300とE-500が同じコダック製のCCDを用いている為です。
コダックブルーと呼ばれる独特の青を撮れるカメラです。
しかし頂いたものの、実はその直後に状態のいいE-300を入手できたのです。
それと譲渡の際に聞いていたものの、ホワイトバランスが狂いやすくなっていたのも原因です。
その為に殆ど使わずに保管していたのですが、久し振りに使ってみました。
まずはこちら。
倉敷市のラ・レインボー。
意外と普通に撮れました。
E-300に比べるとE-500は大人しいと聞いていましたが、確かにそのような感じです。
E-300は概ね白いものと青空があればそれっぽいのが出てくる傾向
露出などを色々と調節してこんな感じです。
なんとなくですが、コダックCCD以降の青空の呼称であるオリンパスブルーに近いような。
ちょっと場所を変えてもう一枚。
やはり大人しい感じです。
これらはJPEG撮って出しなので、フォトレタッチすればもう少しそれっぽくなります。
露出を少し下げ気味にすればいいのかも知れませんが、個人的にはこの色がE-500の持ち味のように思いました。
E-500は当時の普及機クラスにしては細かい設定が出来るので、色々な色の作り方は出来ます。
設定次第ではコダックブルーっぽい色を作る事が出来るかも知れません。
総評としては撮ろうとしなくても青が強調されがちなE-300と比べると、非常に扱いやすいカメラだと思います。
ボディのプラスティック感はやや気になるポイントで、雑に使うと傷が目立ちそうです。
ちなみにE-300はこんな感じ。
ちょっと明るめの青ですが、良い青空です。
もう今後これらの機種を購入する人は少ないと思いますが、どちらも名機です。