玉野市玉は僕が青春時代を過ごした故郷ですが、この山の中に地元の人もあまり知らない金刀比羅宮があります。
住所で言えば玉野市玉4丁目です。
地元の方向けに書くと、富永薬局の正面の山の中です。
場所が場所だけに、ご近所の方くらいしか知らないようです。
住宅地を抜けて、細い山道を登っていきます。
道は舗装されているので、車で行くことも可能です。意外と駐車可能なスペースもあります。
…が、場所によってはUターンに困ることがあるので余りお勧めできません。
玉比咩神社が近いので、その辺りで駐車して徒歩で行くのが良いでしょう。
しばらく道なりに進むと、やや新しい雰囲気の鳥居が見えてきます。
奥まった場所で、広くは知られていない…といったものの、明らかにそう遠くない内に建てられたであろう鳥居です。
地元の方々に慕われ、厚い信仰を集めているのでしょう。
鳥居からは軽く息が上がる程度の階段があります。
時期によっては枯れ葉等が積もっている事もあるので、なるべく歩きやすい靴を用意しておきましょう。
残念ながら車椅子などで上がっていける迂回路はありません。
社殿はこのような感じです。
場所を考えるとまずまず立派なものです。
今は木々が茂って見えづらくなっていますが、瀬戸内海を一望できる好立地です。
恐らく元々は香川県の金刀比羅宮の遙拝所のような位置づけだったのではないでしょうか。
それが徐々に社殿などが整備されて現在に至る…そのように感じました。
拝殿です。
中はとてもキレイな状態が保たれています。
定期的に管理して下さる方がおられるのでしょう。
祭壇上部に貼られている干支も訪問時の通りネズミのイラストでした。
虫が多いので、参拝の際は虫除けスプレーは必須です。
ここの蚊は非常に貪欲です。
ところでこの金刀比羅宮の近くはグーグルマップのストリートビューで行ける端っこの方です。
ついでなのでグーグルカーがどのような場所で、それ以上の撮影を諦めたのか見てきました。
上の写真の岐路で、左下は進まずに右側の上り坂の方を少しだけ進んでいます。
ここが終点の場所です。
ここでUターンは難しかったでしょうから、鬼バックで戻ったのでしょうか。
お疲れさまです。
この道の奥はこの様になっています。
これはイノシシが多い山などでよく見かける柵で、行き止まりではありません。
イノシシが麓に降りるのを防ぐために設置してある防護柵ですが、人間の手で簡単に開閉できます。
しかしグーグルカーはそこまではしなかったのですね。
この先は僕も子供の頃に探検に行ったきりで記憶が余り確かではないのですが、中国電力の施設がある程度で特に面白いものはなかったように思います。