元職員が偽造証明書提示と市教委 玉野市スポ財団不明金問題(https://www.sanyonews.jp/article/992044?rct=tamanoshi)
玉野市の3月定例市議会の市議個人による一般質問で、玉野市のスポーツ財団で不正に預金が解約されていた問題についての質問が行われました。
藤原仁子さんの質問
「銀行の残高証明や通帳のチェックをしていたら必ず発見できていたのではないか」
→回答
まず財団事務を引き継ぐ事になった玉野市教育委員会が、退職した元職員に経理事務を引き続きしてもらっていた事に対して、教育院会が前年度の財団会計を担当していないために前事務局(=不正をした元職員)に協力してもらったと説明しました。
そして残高証明や通帳のチェックをしなかった事に関しては「全財団事務局職員から18年5月に取得したとする基本財産の残高証明書が提示され、基本財産の確認がなされた」
そしてこれが偽造だと発覚し、刑事告発したことが説明されています。
→感想
藤原仁子さんがこの回答で納得したのかどうかは判りませんが、これは回答になっていないでしょう。
残高証明書を受け取ろうと、受け取らまいと、お金の処理をする際には記帳などで最新の状態を確認するはずです。
ましてや今年度から新たに会計を担うことになったのであれば、これはいの一番で行う作業です。
そしてそれが行われていれば藤原さんの言う通り「必ず発見できていた」のです。
公務員らしい責任を宙に浮かべたような話しぶりだと思いますが、この質問に関する答えは「提示された残高証明書で十分と判断してしまい、必要な確認を怠りました」が正解だと思いますが、いかがでしょう。