倉敷市女性主事、横領で懲戒免職 高額介護サービス費151万円(https://www.sanyonews.jp/article/992300?rct=syuyo)
2020年3月10日、倉敷市は「高額介護サービス費」を市の介護保険課の27歳の女性主事が横領していた事、9日付で懲戒免職にした事を発表しました。
犯行内容
高額介護サービス費は介護保険を利用した介護サービスで支払った自己負担額1~3割(所得の有無で変動する)の合計が一定金額を超えた場合に、超えた分のお金が戻ってくるものです。
このお金に手を付ければ利用者が気付くはずですが、ここで巧妙な手口が用いられています。
横領されたお金は実は全て死亡した人の物です。
恐らく介護サービスを使用した人が亡くなっても、多くの遺族はこの高額介護サービス費の請求を行わないのでしょう。
女性主事は遺族のふりをして申請をして、自らの口座にお金を振り込むように手続きをしました。
しかし2月に行われた課内のチェックで発覚しました。
どうせ請求されずにうやむやに消えていくお金なら…という気持ちは判らないでもありません。
市に支払う責務があって、誰も傷つかないお金。自分が貰っても良いじゃないかと思ったのでしょう。
しかし公務員なのであれば、遺族にそれを教えてあげるくらいの立場でいて欲しかったなと思います。
ところで主事とは何ぞや?
ところで公務員のニュースの際に、「主事」という言葉がよく登場します、
今回は女性主事、時には男性主事も出てきます。
実はこの主事というのは、何でもありません。
民間企業で言う所の平社員の呼称なのだそうです。
つまり民間企業で置き換えるなら、女性主事は女性従業員、男性主事は男性従業員と言った程度の意味しかないようです。
これは法律で定められた用語ではないので、自治体ごとで多少の差異も出てくるようですが、概ね普通の平社員を挿す事なのようです。