最近ずっと体調を崩していて、久しぶりに長距離の散歩に挑みました。
今回の目的は倉敷市尾原地区です。
由加山のすぐ下の辺りに広がる地区なので、恐らく名前は判らずとも見た事がある人は多いと思います。
とりあえず中心部に行ってみようと、公民館に行ってきました。
こちらの建物です。
御影石の掲示板がおしゃれです。
ところで公民館とは何ぞや?と急に思い立ち、wikipediaで調べてみました。
公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術および文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする(社会教育法第20条)。 (引用:Wikipedia)
職員が常駐する公民館だとこういうイメージはあるような気がしますね。
ただ無人の公民館では、単に豪華な集会所と言った印象です。この尾原公民館も無人です。
よく調べてみると公民館には市町村立と地域で作るものに分かれるそうです。
常駐の職員がいるのは全社で、恐らく尾原公民館は地区でお金を出して作ったのでしょう。
脇にこんな記念碑がありました。
公民館落成記念碑です。
一つの地区としては公会堂のような公的施設はステイタスになるでしょうし、地区としての規模を考えれば待望の…という物だったのかもしれません。
山中の集落を訪れると市道などの道の開通記念碑を見かけたりしますが、当時の人々の感動が伝わってくるようで微笑ましいです。現在では道の整備が進んでいて、新たな道が出来る事で便利になる事はあっても、道がない事を嘆くような機会は少ないです。
しかし先人たちが必要性を訴えたり、お金を出したり。そういった動きのお陰で出来た物もあるという事は、後世に伝わって欲しいと思います。
ところでこの記念碑の字を書いたのは三木行治さんです。
岡山県知事として高い人気を誇り、人懐っこい雰囲気から桃太郎知事として人気を集めました。
県南百万都市などの大胆な施策にも挑戦しましたが、任期途中で亡くなられました。
まるでパソコンのフォントのような整った綺麗な字です。
では今回はここまで。尾原地区は隅々まで散策してきたので、少しずつ出していきますね。
関連リンク:三木行治が政治家を目指した理由