玉野市の制度を調べていると、こんなものを見つけました。
たまの出産あんしんタクシー
https://www.city.tamano.lg.jp/soshiki/13/12358.html
妊婦の方が陣痛時に病院までの移動で使用するタクシー代の全額補助するという制度です。
出産で里帰り中の市外の人も利用可能です。(※要事前登録)
出産で里帰り中の市外の人も利用可能です。(※要事前登録)
現在、玉野市には出産が出来る産科がありません。
なので玉野市にいる時に陣痛が始まると、岡山市や倉敷市の病院に移動する必要があります。
玉野市民だと倉敷は倉敷市民病院、岡山市だと大福の三宅医院辺りの利用が多いでしょうか?
出発地点を宇野駅と仮に設定すると、6,000~7,000円が補助されます。出産後は何かとお金がかかりますが、この補助は嬉しいですね!
この制度はもしや柴田市長の公約の代替案でしょうか?
現在1期目の玉野市長、柴田よしろうさんの選挙時の公約の大きなものの一つに「新市民病院に産科を設置する」というものがありました。
若い世代の方の中にはこれに期待して投票した人もおられるのではないでしょうか。
しかしこれについては就任直後の市議会で早々に実現が難しい事が公表されました。…というのも、産科を設置しないのは医師不足という深刻な問題がある為です。
出産に24時間で対応する為には複数の産科の医師、そして麻酔科医も増やす必要があるそうです。玉野市が新市民病院の予算を増やして産科を整備しましょうと言っても、医師の確保が出来ないのです。
タクシー代を補助する事と、家に近い病院で出産できる環境がある事の重みは決して均等とは言えませんが、出来る範囲内での施策に取り組んでいる姿勢は好感を抱きます。
柴田市長の公約については2~3割でも達成できれば御の字程度に思っていたので、規模は落ちても一つずつ対応しようとしているのは凄く良いと思います。